ラーマリンガ・スワミとアショーカ王の秘教グループ クートフーミ - シッディ・ワラガ寺院

昨年末の南インド旅行でとても印象的だったのは、仏陀の弥勒降臨を準備するためにアショーカの秘教グループの感化によって創始されたものであると思っていた神智学協会が、南インドの聖者ラーマリンガ・スワミとも何らかのつながりがあったことを旅の終わりに知ったことでした。旅行前、航空券の購入後にはなぜかクートフーミの意識がわたしを訪れ、またインドへの出発間際、旅の間いっしょだったわたしの彼の元にはラーマリンガ・スワミの意識が訪れていたそうです。

アショーカ王時代にクートフーミなど九人の奥義体得者(アデプト)によって創始されたというアショーカの秘教グループ(九秘密会)とのつながりが深いともいわれる神智学協会は、その初期においてはラーマリンガ・スワミの教えを広めることもその主要な目的としていたらしい。


ラーマリンガ・スワミの遺志により不滅の炎を本尊とし祀っているシッディ・ワラガ寺院の建つメットゥクッパムという聖地、OSHOの初期の講話の中でも語られているようにマイトレーヤ降臨のためその媒体としてクリシュナムルティを育てることが神智学協会の主要な目的であったのだと思っていたわたしは、その歴史についてあまり深く知りえていなかったのです。しかしながらラーマリンガ・スワミの教えの普及という目的で神智学協会の本部が南インドのマドラス、現在のチェンナイに置かれたらしい。

その後クリシュナムルティを通じて成就されなかった仏陀の弥勒降臨が、後々の1980年代後半になってOSHOを通じて起こったと言われていることと何らかの形で関係しているのでしょう、でもこのあたりは現時点でのわたしには解らないことばかりですが。


南インドに生まれたこの聖者の教えを、マダム・ブラバッキー、レディ・アニー・ベサントらが諸外国にまで広めようと考えていたようです。ラーマリンガ・スワミ自身も「北から、西から人々がくる」と語っていたらしい・・・。



アルナーチャラ山の聖地ティルヴァンナーマライにもラーマリンガ・スワミ関連のアシュラムが造られているそうですが・・・。
それはとても自然なことなのだと思います。アルナーチャラは人類の霊的な覚醒に多大な恩恵をもたらしてくれる巨大な光のエネルギーフィールドが存在する、全世界的に見ても特別な聖地であると感じられるからです。

ラマナ・マハルシやOSHOのような覚者が広く世界に知れ渡ったことにより、欧米を中心とした多くの外国人の受け入れが整備され、インド国内にあるアシュラムや瞑想施設への受け入れ態勢を確立することができたともいえます。今回のラマナ・アシュラム滞在中には以前はいなかったインド人女性スタッフもおりました、とても感じがよく優しかった。



20年以上前、ティルシュル・ホテル(トリシュル・ホテルは正しい発音ではない)くらいしかまともなホテルがなかった小さな町ティルヴァンナーマライは今現在数十件のホテルが立ち並ぶ街へと変貌を遂げています。

ティルヴァンナーマライを外国人がますます訪れ、聖地としてのアルナーチャラが有名になればなるほど、ラーマリンガ・スワミの聖地に向かうルートもより整備されていくのだろうと思われます。アルナーチャラからヴァダルール、メットゥクッパムへ、さらにはチェンナイ国際空港からダイレクトにヴァダルール、メットゥクッパムというように。世界中から多くの巡礼者がメットゥクッパムを訪れる日、すなわちそれは人類を霊的な覚醒に導こうと意図したラーマリンガ・スワミの想いが成就していくことの顕われのひとつなのかもしれません。生前のラーマリンガ・スワミは世界中の人々がこの地を訪れるだろうとも語っていたそうです。


今回の南インド旅では、ラーマリンガ・スワミによって建立されたヴァダルールにある八角形の英知のホール、サティヤ・ニャーナ・サバイでの月に一度の特別なプージャに偶然参加することができました。

またその夜はラーマリンガ・スワミが晩年を過ごし、最終的に自身の肉体を消滅させた地として知られる、ヴァダルール近郊メットゥクッパムのシッディ・ワラガ寺院で多くの巡礼者と共に一夜を明かすことができ、光の臨在としての大聖ラーマリンガ・スワミのエネルギーに深く触れることができたと感じています。



南インド,メットゥクッパムのシッディ・ワラガ寺院にて 撮影2019.12.16
南インド,メットゥクッパムのシッディ・ワラガ寺院にて 撮影2019.12.16

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